投稿作品

その男性は彼女をバイクの後ろに乗せて、深夜の山道を猛スピードで走っていた。

二人供、まだ若く、粋がっていたのもあって加減を知らないでいた。

その時、男性の目の前に、道路標識のポールが出てきた。普通なら気にも止めないが、男性は驚いた。

ポールは綺麗に折れていて、標識が山道にわかる程出ていた。ぶつかれば、首と体が真っ二つになる。

男性は咄嗟によけ、首を切断せずに済んだ。

数十分経った頃だった。
彼女の声がしないと気付いた男性は、バイクを停止させ、後ろを向いた。

彼女の体はあった。
ただ…首がない。

男性は急いでさっきの標識に引き返した。
彼女の首は間違いなくそこにあった。

「ねぇ…私、どうしちゃったの…?」

彼女の首は男性に聞いた。
- mono space -